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地域まちづくり出前講座

開催日時:平成27年10月31日(土) 10:00〜13:00

 

開催場所:向台親和会町内会館(保土ヶ谷区川島町759)

 

参加人数:(まちセン)9名 (町内会)16名 (ゲスト)3名

             

横浜市域の地形は、丘陵地台地段丘低地埋立地に分けられます。

 

丘陵地は、市域中央部よりやや西よりに分布し、市域を南北に縦断しています。市の南側

の丘陵地は、三浦半島に続く三浦丘陵の北端部を占め、標高は80mから160mで南に向

かって高くなっており、南側の丘陵地の方が起伏も激しくかつ標高も高くなっています。今回

地域まちづくり出前講座を行った、保土ヶ谷区川島町向台地区は、まさに三浦半島に続く三

浦丘陵の北端部にある、標高約70mの丘陵地です。

 

この丘陵地に100年前の大正4年(1915)、西谷浄水場が開設され、ここより

も標高が低い鶴見、神奈川、西、中、南、保土ケ谷各区方面に現在でも水道水が給水

されていますから、いかに川島町向台地区が高台にあるのかがわかります。

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さて今回の出前講座は、この川島町向台地区で最近増え続けている空き家の問題を中

心に、我々まちづくりセンターのメンバー、ゲスト講師の方々、そして川島町向台地区住民

の方々とで話し合い、解決の糸口を見つけることが目的です。

                                                              

 団塊の世代が2025年に後期高齢者となる問題を『2025年問題』といいますが、このことと『空き家問題』は密接に関係しています。

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今日核家族率が60%近い日本では、居住者の死去や引っ越しにより容易に空き家が生ずる傾向にあり、この傾向は2025年へ向け更に拍車が掛ると見られています。

                 

 出前講座では、まず月出理事長から京都住民自治春日学区の取り組みの紹介があり、この地域での具体的な取り組みとして、以下の3点を挙げて頂きました。

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①空き家情報の把握・共有

 

②地域の魅力の再発見し、その情報を発信

 

③「住まいなんでも相談会」「住まいまちづくりセミナー」の開催

 

 

 

続いてゲスト講師の佐久間 幹雄氏より、佐久間氏の地元、泉区下和泉地区のここ半世紀の変遷や現在の取り組みをお話し頂きました。

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下和泉地区は戸塚区の区境にあり、1960年代の高度成長期から約20年間、人口増が見られたが、横浜市営地下鉄の湘南台延伸と併せて路線バスの大幅な減便をされ、最近では人口減と高齢化が顕著になっている地区です。

  

下和泉地区での取り組みとして以下の5点を挙げて頂きました。

 

 

 

①地域を知ること

 

②対策を考えること

 

③次につなげること

 

④具体的に動くこと

 

⑤活動の輪を拡げること

 

 

 

上記を実践する上で大事なことは、『臨機応変な対応』と、『遠い親せきより近くの自治会』という自治会内での連帯意識の醸成だとのことでした。

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出前講座と併せ川島町向台地区内を散策し、空き家となっている物件や、地域住民から問題点だと指摘された道路交通渋滞や制限速度超過車両の走行が問題となっているエリア等を視察しました。

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